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2018年5月17日木曜日

色んな国のサッカースタイルを考える件 その8 多国籍軍団フランスについて考える

日本のサッカーがー!!とか自分たちのスタイルが―!!とか色々とありますが、いまいちイメージが出来ないので個人的に他の国々のイメージとスタイルについて考えてみようかなと。

前回までの記事はこちら↓
色んな国のサッカースタイルを考える件 その1 サッカー王国ブラジルについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その2 ゲルマン魂ドイツについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その3 カテナチオの国イタリアについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その4 南米の異端児アルゼンチンについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その5 無敵艦隊スペインについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その6 永遠のダークホースクロアチアについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その7 スーパーイーグルスナイジェリアについて考える

第8回はフランスです(・ω・)ノ


フランスと言えばまず思いつくのはジダンでありプラティニでしょうか。

将軍と呼ばれる圧倒的なスキル、強さを持った選手を中心に作り上げられるサッカーはシャンパンサッカーと呼ばれる華麗なパス回しを魅せる事で名を馳せました。

しかし、現在はその断片を感じる所はあるものの、懐疑的ではあります。


フランス代表の特徴としてまず思いつくのが多国籍な所でしょう。

他の欧州の国々と比べて昔から移民に対して開かれていたフランス。

アフリカに植民地を持っていた影響もあり、その国籍は多種多様となっています。

ジダンもアルジェリア系の移民であり、プラティニもイタリア系の移民の生まれであり、現在チームの中心にいるポグバもギニア系とフランス以外の国にルーツを持つ選手が数多く存在します。

最近特に多いのがアフリカの国にルーツを持つ選手たち。

アフリカ系の選手の特徴と言えば強靭なフィジカル。

それに欧州で培われた技術が乗ってきているのがフランス代表に選ばれる選手と考えてもらえると分りやすいのではないでしょうか。

それにしても不思議なものでやはりテクニックに秀でているのは欧州系の選手が多いという事。

これは小さい頃からフィジカルのハンデを技術によってカバーしてきた事から生まれるんでしょうね。

テクニカルな欧州系の選手とフィジカルに優れたアフリカ系の選手が融合し作り上げるサッカーはやはり他の国とは少し違った色を魅せている感じですね。

欧州とアフリカの融合したサッカースタイルというのを思い浮かべてもらえると分りやすいのではないでしょうか?


フランスの弱い点で言うならば多国籍故に起こる文化の違いがチームに亀裂を作ってしまう事がたびたびあるという事です。

ルーツの違いが代表への情熱の薄さにつながり、チームとしてのまとまりが無くなってしまう事がちらほらとあります。

強いフランスと言われる時はジダンやプラティニの様な圧倒的な個人がチームを率いる時であり、まとめる選手がいない時のフランスは一段階レベルが落ちてしまう感じですよね。

無意識の内にどこかで将軍と呼ばれる選手を必要としてるのがフランスらしさと言えるのかもしれません。


フランス代表は欧州スタンダードのカウンターサッカーにアフリカ系の力強さを兼ね備えたサッカースタイル。

多国籍故につながりが弱い集団になりがちなチームをまとめる存在がいる時、その力を十二分に発揮する事が出来るも、将軍に率いられてこそのチームというのがフランス代表ではないでしょうか?

人種の壁を越えている新世代のチームなのに10番を有するクラシカルなタイプのサッカーを好むのは古くからの芸術を愛するフランスの国民性なのかもしれませんね。



ちなみにフランス代表の愛称と言えば青の複数系の意味であるレ・ブルーと雄鶏の意味のル・コック。

昔のフランス代表と言えばフランスのル・コック製のユニフォームが定番でしたが今はナイキ。

ユニフォームサプライヤーも多国籍企業ってねw


それでは(・ω・)ノ

1 件のコメント:

  1. こんにちは。シャンパンサッカーの頃のフランスを現代で見てみたいですね。もはやフィジカルを軽視して後戻りはできないのでしょうけどね。懐かしい映像見つけました。ニース対モナコです94/95シーズンです。ジョルカエフやチュラムがいます。

    https://youtu.be/iQOa6mR58P4

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