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2018年4月26日木曜日

色んな国のサッカースタイルを考える件 その4 南米の異端児アルゼンチンについて考える

日本のサッカーがー!!とか自分たちのスタイルが―!!とか色々とありますが、いまいちイメージが出来ないので個人的に他の国々のイメージとスタイルについて考えてみようかなと。

前回までの記事はこちら↓
色んな国のサッカースタイルを考える件 その1 サッカー王国ブラジルについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その2 ゲルマン魂ドイツについて考える

色んな国のサッカースタイルを考える件 その3 カテナチオの国イタリアについて考える

第4回はアルゼンチンです(・ω・)ノ


アルゼンチンと言われると思い浮かぶのはメッシとマラドーナですよね。

これはサッカーやってない人にとっても同じじゃないでしょうか?

それくらいの影響力と存在力がある選手ですよね、この2人は。

そんな超絶プレーヤーを抱えるアルゼンチンですが、国としてのサッカースタイルに関しても結構特徴があるかなと。


南米の雄としてブラジルと肩を並べるアルゼンチンですが、そのスタイルは個人技に秀でた国が多い南米において少し違っているかなと。

アルゼンチンは基本的に守備が固いチームであることが多いです。

それは前回のW杯でも顕著に表れています。

メッシやアグエロ、ディ・マリアやイグアインと超攻撃的なサッカーを見せるかと思いきやその攻撃陣は空回りをしてしまいましたが、失点をしない事で決勝の舞台まで勝ち上がりました。

そういう意味でもアルゼンチンという国は南米というよりは欧州の様なサッカースタイルと言えると自分は思います。


攻撃に目を向けてみると攻撃的なドリブラーと強力なCFがいる事が多いというのも一つの特徴ではないかなと。

まずはドリブラー。

これは今ならばメッシやアグエロ、昔で言うならばマラドーナやオルテガ、テベスでしょうか。

これらのドリブラーはブラジルのロナウジーニョの様なトリッキーなドリブラーではなく、より前進力に秀でたドリブルをしていると思います。

良くも悪くも遊びの部分が見られるブラジルのドリブラーに比べてより直線的で推進力があるドリブルをするのが特徴だと思います。

そして強力なCF。

最近であればイグアイン、少し前ならばクレスポやバティストゥータ、更に遡ればマリオ・ケンペスと強力なフィジカルを持った大型のTHEストライカーといった選手を好んで使うのもアルゼンチンの特徴かなと。

アルゼンチン代表には基本的にはしっかりとした守備から推進力を持ったドリブラーが前にボールを運び、強力なCFがゴールを決めるというカウンターサッカーが基本戦術として存在するかなと。

そういう意味でも南米らしくないサッカーをするのがアルゼンチンです。

これは人種的な問題も多分に起因している話だと思います。

南米の国の中にあってアルゼンチンという国の人たちは白人が中心となっています。

そういう点で南米の中では嫌われているらしいのですが、逆に欧州の人と親和性を感じているという話です。

そういう環境もあってサッカーのスタイルも欧州スタイルになっているのかなと。


そしてやはりアルゼンチンのサッカーにおいて外せないのはマラドーナですよね。

自分はマラドーナ世代から少しあとの世代になるのですが、その強烈な個性は今現在のサッカー界においても他の追随は許さないでしょう(;^ω^)

サッカー選手らしからぬすこし小太りな体系に平均より小さな体格。

しかし、その見た目からは想像もできないようなプレーの数々は正に神の子と呼ばれる凄さがあります。

想像性豊かなプレーはもちろん、その身体からは想像もつかないような力強く速いドリブル、そして勝つためならばなんでもしてしまう神の手に代表される闘争心。

その強烈な個性は多くのプレーヤーに影響を与えていますし、それに倣ったプレーヤーがアルゼンチンから多く出現しているのは当然と言えば当然だと思います。


そして今、メッシという存在がアルゼンチン代表にいます。

名実ともに世界最高の選手であるメッシがマラドーナを超えるためにはW杯優勝が不可欠だと言われていますが、正直そんな事はないと思います。

というかW杯を獲得したとしてもマラドーナのインパクトを超える事は不可能だと自分は思っています。

マラドーナはより自由で暴力的で荒々しい存在です。

メッシはそれに比べるとより一層アスリートとして洗練されており、あのインパクトを超えるというのは出来ないでしょう。

時代も背景も違うのでその点においてはメッシは不幸と言えるかもしれません。

しかし、メッシは現代のコンパクトなサッカーにおいてその圧倒的なスキルで他を圧倒しています。

現代サッカーにおいてメッシ以上に自由にフィールドで戦える選手がいるでしょうか?

それくらいにメッシは正直格が違っています。

しかし、そんなメッシもアルゼンチン代表ではクラブチームほどの輝きを魅せれません。

それは幼い頃にスペインに行ってしまったため、アルゼンチンの気質に合わないからと言われたりもします。

しかし、その合っていないと言われる代表においてもその活躍ぶりは正に鬼神の如くであり、仮にマッチしたならばそれだけで世界一を取れるんじゃないでしょうかね、アルゼンチンは…。


アルゼンチンという国は上にも書いたように基本的にはしっかりとした守備から始まるカウンターサッカーがそのスタイルですが、ヨーロッパのそれに比べるとよりドリブルを多用する攻撃的なスタイルかなと。

そのスタイルの中にメッシという生きる伝説をどう組み込むのか、どう活かすのか。

ロシアW杯で前回の準優勝を越える事が出来るのか、世界中が注目してます。



ちなみにアルゼンチン代表の愛称はラ・セレシオン(選抜)、アルビセレステス(白と空色)、ガウチョ(放浪者)などありますが、日本ではあまりなじみはないですね(;^ω^)

個人的に白と水色のストライプのユニフォームはキレイさとカッコよさがあって代表ユニフォームの中では一番好きかもしれません( *´艸`)


それでは(・ω・)ノ

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